ヴァイオレット・エヴァーガーデン 感想【ネタバレあり】

どうも!

今回はヴァイオレット・エヴァーガーデンの感想です。

ネタバレをしておりますので、お気をつけください。




ヴァイオレット・エヴァーガーデン 感想

 

感動  :
心理描写:
総評  :

あらすじ

自動手記人形(オート・メモリーズ・ドール)』その名が騒がれたのはもう随分前のこと。 オーランド博士が肉声の言葉を書き記す機械を作った。 当初は愛する妻のためだけに作られた機械だったが、いつしか世界に普及し、それを貸し出し提供する機関も出来た。 「お客様がお望みならどこでも駆けつけます。自動手記人形サービス、ヴァイオレット・エヴァーガーデンです」 物語から飛び出してきたような格好の金髪碧眼の女は無機質な美しさのまま玲瓏な声でそう言った。 ≪第5回京都アニメーション大賞 初の大賞受賞作!≫

引用:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4907064438/f2664t19-22/

人形のような少女の愛の物語

この作品を一言で表すなら、こんな感じですかね。

 

幼い頃に軍人に拾われ、殺すことのみを、戦うことのみを教えられた少女が、人間として徐々に成長していく。

そんな物語でもあります。

 

こんなテーマを持ってこられたら、それは感動しますよ。

 

もうね、今は読んだ後のテンションでこの記事を書いていますので、感無量しか言葉が出てこないのです。

ただ、記事ですので、もう少し言葉を紡げるように感想を書いていきたいと思います。

 

 

 

 

この作品は基本的には短編集なんですよね。

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの関する短編集で、色々な話が詰まっています。

 

ただ、その短編集で一つの話を創り上げている作品で、構成が結構凄いのです。

 

ざっくり紹介しますと、

 

①上巻の前半⇒ヴァイオレット・エヴァーガーデンが自動手記人形(一応、人間ですよ)として、色んな人達の想いを手紙に代筆していくという話。

 

②上巻の後半⇒ヴァイオレットちゃんと、ギルベルト少佐の出会いから別れの話

 

③下巻の前半⇒ヴァイオレットちゃんが、ギルベルト少佐と別れてしまい、生きる道を探す話。

 

④下巻の後半⇒ヴァイオレットとギルベルト少佐の再会の話。

 

時系列順で言えば、②→③→①→④になるのかな?

まぁ、この流れの中に色んな短編が詰め込まれていると思ってください。

 

特に初めのほうは、主人公であるヴァイオレット・エヴァーガーデンが、代筆屋のような仕事をする短編集になっています。

まるで人形のような少女が、人に出会いながら、色んな仕事をこなす話になっていっています。

 

ただ、この時点ではヴァイオレットちゃんの過去は不明なので、何この子? 的な微妙に謎の多い感じを勿体つける構成になっています。

でも、ここは私は非常に面白かった。

 

短編集一つ一つが、ロマンチックな味付けというか、優しい味付けがされていて、ちょっと読んで感動してましたし。

 

それに一編あたり、多分30分~40分くらいで読めますしね。

サクッと読めて少し感動する感じでした。

 

で、ヴァイオレットちゃん的には、そこで色んな人に出会い、色んな愛の形を学んでいっている、ようなそういう道筋ですね。

なんでこんな回りくどい書き方かというと、基本的にヴァイオレットちゃんの心理描写がないからです。

 

あえて想像させる作りになっていて、非常に読むのが加速していった。

そんな上巻前半だったと思います。

 



 

 

上巻の後半からは過去話

で、上巻の後半から、ヴァイオレットちゃんの過去話。

なんか今までの話と違って、重い話で、軍隊の話です。

 

ここは、感情がまるでない(ように感じられる)ヴァイオレットちゃんがどのような生い立ちなのかを知ることができる話です。

ここも非常に面白かったんですよね。

 

なんかついに話が始まったぞ感がありましたし。

なんかね、あえて言うなら、ベルセルクやクレイモアに似ている感じもありましたので、そこが非常に面白かったです。

 

 

で、最後の最後にヴァイオレットちゃんは『愛』という初めて訳の分からない言葉を知る訳ですよ。

 

もう、この辺りから男の私はキュンキュンきてましたよ。

(ちょっとキモイから、少しテンションを下げますね)

 

まぁ、そんな感じで、下巻の前半に入っていくのですが、ここからヴァイオレットちゃんの苦悩が書かれたり、ヴァイオレットちゃんの活躍が短編集として書かれたりする訳です。

 

この辺りはもうヴァイオレットちゃんに感情移入してしまっているので、短編集としての感情移入度は凄かったと思います。

 

ただ、上巻の前半の短編集のほうが出来は良かったのでは、と思います。

面白かったんですけどね。

 

そして、まぁまぁヴァイオレットちゃんが人間らしさを手に入れる話になっています。

 

下巻の後半『ギルベルト少佐』との再会

もう、ここは最高。

心理描写的には少々荒い部分もあったりしたのですが、そんなのお構いなしにパワーで押し切っていく構成にしていて、非常に良かった。

 

もう関係ねぇんだよ、と言わんばかりにハッピーエンドに向かっていくような話の持っていき方が素晴らしい!

ヴァイオレットちゃんの心理描写も比較的多いしね。

 

 

あと、

 

『……愛してるも、少し、わかるのです』

引用:ヴァイオレット・エヴァーガーデン 下巻 P365

 

 

もうね、とりあえずこの言葉が聞けてよかった。

泣きながら、この言葉を言うヴァイオレットちゃんが見れて良かった。

それだけで、感無量でした。

 

最終的な感想として

最終的な感想として、愛を知っていく少女の話なんですけど、こんな作品を世に出して面白いと思わない訳がない、という感じの作品でした。

 

戦争の描写が甘いとか、ヴァイオレットちゃんって結局何者なのとか(作中の設定である程度はわかりますが)、色々消化不良の部分もあるかと思いますが、感情部分で押し切ってくれたので大満足の作品でした。

 

京都アニメーションでの、アニメ化が今から楽しみです。






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