サクッと読める!! オススメ小説! ライト文芸編その1【階段島シリーズ】

どうも!

いつも紹介記事を読んでいただいているあなたは、こんにちは。

初めて来ましたというあなたは、はじめまして。

佐藤賢治です。



ライト文芸

皆さん、ライト文芸という言葉をご存知でしょうか?

多分知らないって人がほとんどだと思います。

何故なら、このライト文芸というジャンルはまだ名称が不確定だからです。キャラノベ、キャラクター小説、キャラクター文芸。その他にも色々な呼称のしかたがあります。

まだできたばかりのジャンルなので、名前の確定ができないのです。

ただ概ねライト文芸という呼び名が根付く事で落ち着きそうな気配はあります。

よって当ブログでは、暫定的にライト文芸という呼称で紹介していこうと思います。

 

じゃあ、ライト文芸って何?

 

当然この疑問が浮かびますよね?

ただこの答えもまた、何と答えていいのか分かりません。

一応、定義するなら一般小説とライトノベルの間を狙った作品。つまり大人向けライトノベルと言う事ができます。

じゃあ、このライト文芸ってどういう物語を指すのか。

もうライトノベルの時点で散々論争があったようですが、レーベルで区分けするしかないという結論になります。物語の構造では判別ができないという話です。

まぁこれもまた変な話にはなるんですけどね。

例えば普通の講談社文庫と、講談社タイガ(レーベル名です)にはどっちも出版している作家さんがいるけど、~~さんはどっち畑の人なの? となってしまいます。

どっちでもいいと言えばそれまでなんだけど、混乱を回避する為、当ブログの紹介方法としては、作家毎の区分けはしません。

レーベル毎です。

つまり、この作品は一般小説。この作品はライト文芸。という風にそのレーベル毎に認識し、区分けしていきます。

※あくまで当ブログでの結論です。他の意見がある方もいらっしゃいると思いますが、ここではこの判断でご納得ください。

 

 

そもそもライト文芸の発端はアスキー・メディアワークスにあります。

ライトノベルでいうところの電撃文庫です。アスキー・メディアワークスが大人向けライトノベルを謳って、メディアワークス文庫というレーベルを作った事がこのジャンルの始まりだったのです。

『ビブリアの古書堂』(通称:ビブリア)って聞いた事ないですか?

ドラマで剛力彩芽さんが主役(栞子さん役)を務めた、あの作品です。あの作品はメディアワークス文庫なんです。そしてビブリアのヒットを受けて、続々とライト文芸のレーベルが立ち上げられました。代表的なレーベルは以下の通りです。

 

 

・メディアワークス文庫

・新潮文庫nex

・講談社タイガ

・富士見Ⅼ文庫

・集英社オレンジ文庫

 

 

などが代表的なレーベルですかね。

例外的には幻冬舎が幻冬舎文庫のレーベル内でライト文芸として帯を統一して出版していたりします

他にも例外的なものと言えばノベルゼロ(KADOKAWA)などがあります。

一応、当ブログではノベルゼロはライト文芸という扱いにさせていただきます。このレーベルだけはライトノベルとライト文芸のどちらに含めればいいのかわからない。

ただ私の独断と偏見により判断すると、ライト文芸かなっていう感じです。

まぁ、そんなのどっちでもいいよ。という意見が聞こえてきそうなので、そろそろ本の紹介に移りたいと思います。


『階段島シリーズ』

このシリーズは現時点(12月19日)で4巻出版されおります。ただ1巻、2巻という表記がない。題名に色が入っている事を除けば、本当にシリーズ物なのか疑ってしまう題名をしております。

ですので順番を紹介します。ちなみにこの順番の通りに読まないと、訳がわからなくなるのでお間違えの無いようお願いします。

 

『いなくなれ、群青』

『その白さえ嘘だとしても』

『汚れた赤を恋と呼ぶんだ』

『凶器は壊れた黒の叫び』

 

では、以下はシリーズとしての紹介になります。


階段島シリーズ

 

退廃的な雰囲気:
ミステリ   :
感情移入度  :
読みやすさ  :
オススメ度  :

~~簡単なあらすじ~~(『いなくなれ、群青』のあらすじです)

11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凜々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎……。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。

出典:http://books.rakuten.co.jp/rk/4b6c144035c63b7ab1fe132fceff5471/(楽天)


退廃的な雰囲気に酔いしれる

この作品、何が特徴的なのかというと、作品の退廃的な雰囲気にあると思います。

もちろんこの作品はミステリとして優秀だと思いますし、メインヒロインである真辺のキャラも素晴らしいし、階段島の設定も目を引くものがあります。

だけどこの作品の最も注目すべきところは、やっぱりこの作品でしか味わえない独特の退廃的な雰囲気だと私は思います。

この作品、物語の初っ端からどこか物悲しいんです。作者の意図が反映された結果だと思うのですが、何か哀愁のようなものを感じさせてくれます。それが退廃的な雰囲気に繋がっているのだと思いますが、その物悲しさのおかけで、この作品にはある一つの素晴らしい効果がうまれています。

 

 

没入感が凄いんです

悲しい気持ちになって読み始めるものだから、物語の中にスッと入っていける。

普通はどんな小説でも私は100ページ辺りから物語の中に入っていくのですが、この作品は例外的で初っ端から主人公・七草と同じような気持ちで読み進めていけた。

これがこの作品の最大の良さなんだと思います。その雰囲気は4作ともに共通しておりまして、どの作品も透き通った水の中に落ちていくかのよう感覚で読んでいく事ができます。

そしたらもう一気に読めます。

時間なんてどこかに置いてきました。

ひたすら文章を読むマシーンになっていく。おおよそ300~400ページくらいの作品なんですが、時間にして3時間~4時間くらいですかね。

一瞬です。ただ,もちろんこの作品はそれだけではありません。読み終わりに近づけば近づくほど、謎に近付いていく。気になって気になって仕方がない。そして同時に、ある感情が自分の中に生まれてきます。

 

 

それが爽快感です

謎をとく爽快感という意味ももちろんあります。

物語が最後に近付いてきて、盛り上がる爽快感というのもあります。

ただこの作品においての爽快感というのは、先にあげた二つ以外にもう一つあるのです。それは敢えて言いません。読んでみてください。もちろん私が上手く言語化できないという理由もあるのですが、こんな爽快感もあるのだと、読後に感じられると思います。

 

 

総評

どんな人にオススメかという部分ですね。

うーん。難しいですね。誰でも読めるのは間違いないんです。しかしどんな人の心に響くのかというと、これは一概には言えません。

多分、普通に読んで面白い作品だから。

ただ、仮に指標があるとするなら、自分を卑下している人や落ち込んでいる人に読んで欲しいと私は思います。この作品に元気づけられて欲しいと思うんですよ。

私なんかはちょっと色々あって落ち込んでいる時にこの作品を読んだ記憶があります。その時は何故か元気づけられましたから。

 

だからちょっとブルーな気分の時に読んで欲しい思います。雨の日とかならもっといいかもしれません。


以上、『階段島シリーズ』の紹介でした。

次回は年末読みたいオススメ小説シリーズの紹介に戻っていきたいと思います。

つまり『さよなら、ドビュッシー』ですね。

楽しみにしていてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。




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