オススメライト文芸 サクッと読めてグッとくる作品集【豚骨博多ラーメンズ】【瞳のさがしもの】【ブランコ乗りのサン=テグジュペリ】

どうも!

今回はサクッと読めてグッとくるライト文芸のオススメです。

擬音語ばかりで分かりにくかもしれませんが、そう表すしかない作品ばかりです。

読んでみてくださいな。



  1. 豚骨博多ラーメンズ
  2. 瞳のさがしもの
  3. ブランコ乗りのサン=テグジュペリ

豚骨博多ラーメンズ

伏線回収 :
群像劇  :
読みやすさ:

あらすじ

福岡は一見平和な町だが、裏では犯罪が蔓延っている。今や殺し屋業の激戦区で、殺し屋専門の殺し屋がいるという都市伝説まであった。福岡市長のお抱え殺し屋、崖っぷちの新人社員、博多を愛する私立探偵、天才ハッカーの情報屋、美しすぎる復讐屋、闇組織に囚われた殺し屋。そんなアクの強い彼らが巻き込まれ、縺れ合い紡がれていく市長選。その背後に潜む政治的な対立と黒い陰謀が蠢く事件の真相とは―。そして悪行が過ぎた時、『殺し屋殺し』は現れる―。第20回電撃小説大賞大賞受賞作。

引用:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/404866316X/f2664t19-22/

殺し屋たちの物語

正直に言うと、とても面白い作品だけどアクも強い印象です。

 

あまり万人向けの作品ではないです。

何故なら地味にグ〇イ描写が多いから。

 

この辺りの耐性があれば、全然楽しめると思います。

 

それから、群像劇の中でも相当読みやすい部類というのにも触れておきます。

 

基本的に群像劇って、事件の内容がメインで、人の感情などは軽視されがちかなと、私なんかは思います。

 

でもこの作品においては、普通に感情移入しやすいように作っているので、その辺りが素晴らしい。

 

もちろん事件も面白いですよ。なかなかラストは読めないと思いますので。

 

あと、伏線回収が結構凄いので、緻密な作品を読んでみたい、という人にもオススメですね。



瞳のさがしもの

感情移入   :
読みやすさ  :
サクッと読める:

あらすじ

「あ?」僕の乗っているバスが、交通事故に巻き込まれた。隕石が落ちてきたような、とても大きい音がした。それと同時に、僕の隣に偶然座っていた、とてもかわいい女の子と、激しくぶつかりあう。事故に遭ったことを瞬時に理解できず、僕の頭の中は真っ白になっていた。唯一記憶しているのは、その衝撃によって、自分の『右目』を失ってしまったこと。そして、隣に座っていたかわいい女の子と、ファーストキスを交わしたこと―。

引用:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4048919997/f2664t19-22/

入間人間の短編集!

こちらは入間人間さんの短編集の中でも最も面白かった作品だと勝手に思っています。

 

瞳に関わる短編集で、とにかく変わった作品なんですが、意外とハートフルに作られています。

 

瞳が主題で、副題が『恋』でもいいんじゃないでしょうか?

そのくらい、恋愛ありきの作品にもなっています。

 

一番最初の話と一番最後の話しが個人的には好きですかね。

 

とにかく、感情移入がしやすく、読み味がすっきりしています。

(一番最初の話だけ、あんまりスッキリはしません。ただ、初恋のほろ苦さとかそんなのがギュッと詰まっていて、まるで青春小説のようです。私はそこにグッときました)

 

さらに、文章もサクサク読めますので、ほんの空いた1~2時間くらいでも読めると思います。

 

好きな人を見つけたら、瞳で追ってしまうもの。

そういう作品ですので、ちょっと変わった青春小説が読みたい方にはオススメです。


ブランコ乗りのサン=テグジュペリ

童話的  :
感情移入度:
読みやすさ:

あらすじ

20世紀末に起きた天災から数十年後、復興のために首都湾岸地域に誘致された巨大カジノ特区に、客寄せ目的で作られた少女サーカス団があった。選ばれた少女たちは観衆の憧れと熱狂を身に纏い、舞台に立つが……。

引用:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4041037395/f2664t19-22/

個人的には紅玉いづきさんの最高傑作

紅玉いづきさんと言えば、「ミミズクと夜の王」がデビュー作で最も有名な作品かと思います。

この作品は、電撃文庫がメディアワークス文庫(MW文庫)を創立する前にできた作品で、ライトノベルでありながら、ほとんどライト文芸のような作品です。

この作品と有川浩作品があったから、MW文庫が創立されたと言っても過言ではありません。

 

この作品の時から、紅玉いづきさんの特徴は、童話のような世界観を書かれていた点だと思います。

怪しいけど、優しい、と言えばいいのかな。

とにかく文章全体があえて童話のような(と言えば語弊になるが、そう表すことしかできない)形をとっていて、非常に読むの面白い作品です。

 

しかし私は何故か『ミミズクと夜の王』はあまり琴線に響かなかったんですよね。

確かに面白いし、良い作品なんですけど、この作者の作品を今後も買いたいとは思っていませんでした。

 

ただ、それから8年の歳月を経て出版された『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』は素晴らしかった。

 

童話的雰囲気を残しながら、読んでいる人にダイレクトに伝わるような心理描写をしていて、読んでいて非常に胸に込み上げるものがある。

 

さらにどこか儚い雰囲気と、悲しい雰囲気と、希望が混じっていてなんだか、感無量の世界観を創り上げていました。

 

この世界観がどんなかと言うと、サーカス団の話で、サーカスで人気が出たら、人に買ってもらう。

つまり安泰な生活を手に入れる為にサーカス団で頑張る少女の話なんですね。

 

まぁ、ちょろちょろ他にも重要な設定等があるのですが、あえて伏せておきます。

 

重要な部分はそこではなく、心理描写と、そのリアリティなんです。

心理描写の素晴らしさは、これは読んでみないと分からないと思いますので、何も書きません。

 

リアリティの部分は本当に素晴らしかった。

まるで宝塚歌劇団の内実を読んでいるようなんです。

もちろん宝塚歌劇団の内実を私はよく知りません。

 

ですが、少女たちが未来のスターを夢見て、必死に努力し、他人を蹴落とし、あるいは協力し、必死にもがいていく。

 

そこに宝塚歌劇団を連想するものがありました。

 

妬みと羨望。

この二つがテーマなのかな。

オチからしても、それは感じられますし。

人間の暗い部分と光の部分を見てしまった感もあります。

 

これはライト文芸の中でも最もオススメ作品の一つとしてあげておきます。

 

ぜひ読んで欲しいです。






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