緻密に作り込まれた魅力的なファンタジー作品 オススメ小説【十二国記シリーズ】【守り人シリーズ】

どうも!!

今回はファンタジー小説。ライトノベルでは定番、海外でも大きな人気を持つジャンルです。

日本ではあまりファンタジー小説に人権ないように思いますが、読み逃すのはもったいないと思います。

ですので、今回は私が読んで面白かったファンタジー小説のオススメです。


  1. 十二国記シリーズ
  2. 守り人シリーズ


十二国記シリーズ

世界観の緻密さ :
物語の盛り上がり:
キャラクター  :
読みやすさ   :
歴史を感じさせる:

~~あらすじ~~

「お捜し申し上げました」-女子高生の陽子の許に、ケイキと名乗る男が現れ、跪く。そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人彷徨う陽子は、出会う者に裏切られ、異形の獣には襲われる。なぜ異邦へ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着が迸る。シリーズ本編となる衝撃の第一作。

中華風異世界転生物語

この作品は今では全く珍しくなくなった異世界転生のお話です。

日本で生まれて育った女の子、陽子がある日突然異世界に行かなければならなくなる。そこには重大な事件があったり、色んな人間の思惑が関わっていたりしています。

しかし実際のところ、この作品で重要なのはそこではないです。

この作品の一番良い部分は、その世界観。中華風の世界観なんだけど、良く作り込まれている。何百年も前の話なんかも出てきたりするので、世界がどういう構造になっているのとかも分かりやすい。

だから1巻では少し理解しづらいかもしれないが、2巻目、3巻目と巻を増すごとに世界の中に飛び込んでいける感覚になる。しかもそれは壮大な歴史が既にある世界だから、違和感をほとんど覚えません。

これがこの作品の素晴らしい部分一つ。

さらにこの歴史がしっかりしているおかげで、キャラクター部分に非常に深みが出てきます

キャラクター一人一人のセリフが非常に良いんですよね。

私の生まれた国はそれは豊かだったけれど、良い国だったかと問われると、そうだとは言えない。たくさんのことがひずんでいた

 

民のいない王に何の意味がある。国を頼むと民から託されているからこそ俺は王でいられるのだぞ!

 

人は自らを救うしかない、ということなんだ

 

善意でなければ信じられないか!?相手が優しくしてくれなければ、優しくしてはいけないのか!?
・・・そうではないだろう!?あたしが相手を信じることと、相手が私を裏切ることとは、なんの関係もなかったんだ。
そうだ、私は独りだ。だから、私のことは、私が決める!私は、だれも優しくしてくれなくても、どんなに裏切られたって、誰も信じない卑怯者にはならない!世界も他人も関係無い!私は優しくしたいからするんだ!信じたいから信じるんだ!

出典:http://wordsforest.com/?p=2137

この作品は随所に素晴らしいメッセージが織り込まれています。その言葉が非常に心を打つんですよね。

キャラクターと歴史、ひいてはその国に暮らしている人間を深く描けているからこそ出るセリフが多いんですよ。そこがこの作品の非常に素晴らしい部分の二つ目です。

(キャラクターを星4つしたのは、皆いい人すぎるから。ちょっと悪いのが好きって人もいるでしょうし)

十二国記の色んな時代を描いた物語

この作品は一応、陽子が主人公です。

しかし絶対に陽子が出てくる訳じゃないです。むしろ陽子の時代について書いている巻もあれば、別の人間が主人公として書かれいてる巻もあります。

ここが好き嫌いの分かれ目かも。地味な話ももちろんあって、盛り上がりはなかったけど人間的の心情的に面白かったとか、色々あります。

ただ読んで欲しい巻があります。

この巻(上・下)までは読んで欲しい。個人的に十二国記シリーズを名作たらしめたのはこの巻だと思うから。

読み順

あくまで新潮版の出版順です。『月の影 影の海』さえ読んでしまえば、後はどこからでも読める気がしますが。

①『月の影 影の海 上・下』

②『風の海 迷宮の岸』

③『東の海神 西の滄海』

④『風の万里 黎明の空 上・下』

⑤『丕緒の鳥』

⑥『図南の翼』

⑦『華胥の幽夢』

⑧『黄昏の岸 暁の天』

外伝『魔性の子』(これについては⑧『黄昏の岸 暁の天』より前に読んだ方がいいと思います)


守り人シリーズ

 

世界観の緻密さ   :
物語の盛り上がり  :
キャラクター    :
読みやすさ     :
罪を憎んで人を憎まず:

~~あらすじ~~

老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築が評判を呼び、数多くの受賞歴を誇るロングセラーがついに文庫化。痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。

出典:http://books.rakuten.co.jp/rb/4343379/

圧倒的な読みやすさ

この作品、実は児童文学なんですよね。

だから本当は子供向けに書かれている。しかし大人が読んでも面白い。そう出版社が謳う事によって実際に大人の人が手に取ったら、非常に面白かった。

そんな経緯があります。

だからなんでしょう、非常に読みやすいんです。子供向けですから、言葉の意味が明瞭、というか、5W1Hがかなりしっかりとしています。

そしてただ読みやすいから、世界観に緻密さがないという訳でもないんです。

この作者は実は文化人類学者さんです。ですので、民族の事を書かせたら右に出る人間なんていません。この作者はその他にも大人向けファンタジーとして『獣の奏者』『鹿の王』なんかを書かれています。

『鹿の王』は未読ですが、『獣の奏者』も非常に民族的に作り込まれた話でした。

だからこの人の描く世界は非常によくできているんですよね。

読みやすくて、非常によくできている。これがこの作品を読む上で一番良かった部分です。

最後のほうは、少々話が長い

この作品、1巻はまだ世界観になじめず面白くないと感じるかもしれません。

本番は2巻から。2巻から三十代の女用心棒・バルサ中心の物語になるんですよ(1巻は主人公格がバルサとチャグムの二人)。

だから大人は非常に感情移入しやすいかも。ここから非常に私は面白かったです。

ただ、最後のほう『蒼路の旅人』『天と地の守り人 上・中・下』と4巻ぶっつづけの話があるんです。その辺りが少々長すぎてだれるかもしれません。

ただここまでは読んで欲しい。

『神の守り人 上・下』

このシリーズ中でも屈指の面白さ誇った巻は凄かったです。
熱いは、涙が出るわ、なんか凄く感情を揺さぶられました。

読み順

①『精霊の守り人』

②『闇の守り人』

③『夢の守り人』

④『虚空の旅人』

⑤『神の守り人 上・下』

⑥『蒼路の旅人』

⑦『天と地の守り人 上・中・下』

短編集:『流れ行く者』

短編集:『炎路を行く者』

『〇〇の守り人』⇒主人公・バルサ 『〇〇の旅人』⇒主人公・チャグム

こんな感じですかね。ちなみに私は短編集を読んでおりませんので、短編集については全くわかりません。すみません。


最後に

今回はファンタジー作品を2つ紹介させていただきました。

他にもファンタジー作品は好きなものがありますので、ぜひ紹介できればと思います。

では。また。

他のオススメ小説 ①【一風変わったミステリ】 ②【読みやすい歴史小説】 ③【心が温まる小説

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