ねじまき精霊戦記 天鏡のアルデラミン 13巻 感想【ネタバレあり】

どうも!!

今回は天鏡のアルデラミン13巻の感想です。

ネタバレしておりますので、お気をつけください。




ねじまき精霊戦記 天鏡のアルデラミン 13巻

掘り下げ :
ハロ   :
読みやすさ:

あらすじ

ポルミニュエとの結婚が決まり、テトジリチ家とユルグス家の間で起こった悶着に頭を抱えるマシュー。長きにわたった治療が終わり、兵として復帰するハロ。父や兄と共に、新たに心を奪い立たせるトルウェイ。准将という地位に困惑しきりのサザルーフ。独特のやり方でトリスナイ宰相との距離を縮めるヴァッキェ。帝国国民議会を開き、新たな政治を打ち立てようとする女帝シャミーユ。そして、そんな彼ら彼女らを温かく見守りながら、カトヴァーナ帝国を正しい未来へと導くために、いよいよ動き出すイクタ。キオカ共和国との決戦を前にした静かな日々は、まもなく終わりを迎える―。

引用:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4048935178/f2664t19-22/

嵐の前の静けさ?

最終戦を前に、メインキャラからサブキャラに渡るまで皆の掘り下げをする巻という印象でした。

 

ただ、著者が書いていたように嵐の前の静けさ、というには結構騒がしかったような気がします。

 

特に後半のサフィーダ元中将のお話。

前半はよくある最終戦の前の皆の現状を確認していく話だったのですが、後半は何故か、サフィーダ元中将と佐々ルーフ准将の話になっていました。

 

短編でもやれるようなお話で、こういう静かな巻では珍しく動きのある話になっていて、面白く読めたと思います。

初めは「え、こいつ、まだ関わってくるの?」感は否めなかったのですが、読んでいくと少し感動できた気がします。

というか、まさかサフィーダ元中将に感動させられるとは思いもしませんでしたよ。

流石に、人の死にざまを色々と書いてきた作者だけあって、良い死にざまだったのではないかと思います。

上手かったです。

 

ちなみに、ちょっと思ったのは、重要なのはサフィーダ元中将とサザルーフ准将ではなく。

後にあった、こちらのイクタの言葉ではないかと思います。

 

「全ての人間に物語はある。好ましいものか別にして、善人にも悪人にもそれはある。僕たちは軍人だから、戦場ではその事実に蓋をして敵と向かい合わなくちゃならない。……でも、いつか思い出すことさえしなくなるとしたら、それはとてもとても怖いことだ。その時僕たちの心は戦場に置き去りにされている」

引用:ねじまき精霊戦記 天鏡のアルデラミン P211~P212

 

次もイクタのセリフです。

「相手に対する想像力を完全になくした時、人と人の間に残る交流の手段は戦いだけになる。だから――それを君は大切にとっておいてよ、マシュー。……そして出来ることなら教えて欲しい。同じものを、周りの誰かが落っことしてしまったときに」

引用:ねじまき精霊戦記 天鏡のアルデラミン P212

 

この辺りが最後に重要になるから、サフィーダ元中将の話をしたのかと、そんな感じはしました。

まぁ、完全にテキトーな推測ですけど。



 

ハロが最高!!!!!!

もうね。

ぶっちゃけるとハロがヒロインでいいんじゃない?

 

いや、別にシャミーユは嫌いじゃないけども。

ハロが天使すぎるわ。

 

なんじゃあの母性。

そらイクタくんも泣くよ。

もう、あれを読んだ瞬間に、もうハロがヒロインでいいよ!

となりました。

 

物語上のヒロインは間違いなくシャミーユですけどね。

とにかくハロが最高でした。

 

次巻は最終巻!

さて、次巻が最終巻だそうです。

 

個人的には、もう2、3巻読みたかったなぁ、という感想なのですが、皆さんどうでしょう?

 

私はもう少しこの作品を読んでいたかったんですよね。

人間の描写が好きだから。

 

特にヤトリが死ぬ巻は、作者が全力で泣かせにきていたのもあるけど、泣いたでしょう?

あの描写の上手さを持った作者を、この世界観でももう少し楽しみたかったんです。

 

でも、何を言っても次が最終巻ですので、楽しみしていきたいと思います。

 

特に、対ジャン・アルキネクスとのラスト。

 

他には、アリオ・キャクレイにはどんな落としどころを与えるのか。

 

そしてトリスナイ・イザンマとの決着。

 

この三つを楽しみ待たせてもらいたいと思います。

 

次は少し待つそうですが、早めに読めたらいいなと思います。

 

あと、次巻が1000P越えでも、私は一向に構わないので、作者が納得いく終わりにして欲しいなと思います。






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